院卒のブログ

内部から東工大院に進学しました。主に院試に関する記事を書いています

東工大院試Q&A<外部生向け記事>

こんにちは。
今回は、他大から東工大の大学院を受験される方に向けて記事を書いていきたいと思います。

外部生、内部生といった言い方はあまり好きではないのですが、今回は便宜上東工大から東工大院を受ける人を内部生、他大から東工大院を受ける人を外部生と表現する事にします。

それでは、TwitterのDMを通して送られてきた質問に回答していきたいと思います。


東工大院試Q&A

 

東工大院試は外部生でもA日程を取れるか

→学科首席レベルでないと無理です。

A日程って何?という方に向けて一応ご説明しておくと、

6月下旬頃に東工大院試の願書を出すと、あなたはA日程orB日程というはがき(受験票)が7月頃に届きます。

A日程になった人は、7月頃に簡単な面接をするだけでOKです。ほぼ合格します。
B日程になった人は、8月中旬頃に普通に筆記試験を受けます。受かるかどうかはあなたの実力次第です。

内部生の場合は30~50%がA日程となりますが、外部生の場合はどんなに大学の成績が良くても殆どがB日程です。学科首席レベルの人でないとA日程の受験資格は与えらえれません。

また、A日程かどうかに大学のレベルはあまり関係なく、慶應でGPA3.0の人は普通にB日程ですが、理科大の学科首席はA日程になります。何だかよく分かりませんよね。

ちなみに僕は内部生ですが、成績が悪すぎたのでB日程でした。



東工大院試にTOEICのスコアはどれくらい必要か


600あれば普通に勝負になります。700あればやや有利です。
ただ、東工大の場合はTOEICの点数が圧縮されてしまうので、専門科目の勉強に時間を割いた方が合格する可能性は上がると思います。別にTOEIC800でも落ちる人は落ちます。

詳しくは、大学院入試に必要なTOEICの点数とその勉強法という記事をご覧下さい。



・外部生は東工大院試の過去問をどのように手に入れれば良いか


①研究室見学(5月くらい)の時にM1やM2から貰う
②同じ高校から東工大に進学した友人に頼む
③院試サークルに入る


主な方法としてはこの3つが考えられます。
自分だったら②の方法を選ぶかと思います。
ちなみに直近1年分の過去問は東工大のホームページで公開されていますよ。

 

 

東工大の講義資料はどのように手に入れれば良いか

東工大にはOCWOCW-iという2つのサイトがあります。
どちらも講義資料を共有するためのサイトですが、OCW-iは内部生でないと(というよりその科目を履修していないと)閲覧する事が出来ません。

OCWOCW-i、どちらに講義資料を上げているのかは本当に先生によります。期末試験の過去問や模範回答までホームページに上げている先生もいれば、絶対OCW-iにしか講義資料は上げないよという先生もいます。


講義資料のあるorないで受験科目を選ぶのも良いかもしれませんね。もちろん、院試の過去問を貰う要領で、内部生に講義資料を貰うのも良いと思います。
僕は講義資料を全部捨ててしまったので、A日程をとった内部の友人に貰いました。ありがとう。

 

東工大院試に内部生優遇はあるのか

東工大院試に内部生優遇は存在しません。
これはマジです。院試の回答用紙には氏名でなく受験番号のみを記入しますし、筆記の点数が悪かったらそれでサヨナラです。

外部生が合格して、その結果内部生がその研究室から追い出されるというケースはめちゃめちゃ良くある事なので、外部生だからうんぬんという事は絶対に無いと思いますよ。

ただ、勉強環境や過去問の充実さという点で内部生が有利になる事はあると思いますが。

 

東工大の大学院で受かりやすいところはどこ

倍率については別記事で解説をするので、ここでは詳しく述べませんが、社会理工や、すずかけ台にある研究室は外部生の人数が多めです。多分受かりやすいです。

とはいえ、受験難易度で専攻を選んでしまうと入学後しんどいので、普通に自分の興味のある研究室を選んが方が長期的にはプラスだと思います。

 

東工大院試の面接は何を聞かれるのか

A日程とB日程では面接時間の長さが違います。

僕の専攻の場合はA日程の面接は5分ほどです。
A日程の場合は筆記試験がなく面接だけで結果が決まるので、割と厳しめなことも突っ込まれるようなのですが、殆どの人が合格するので、意思確認の茶番のようなものです(と、B日程の僕は思います。)

とはいえ、あまりにもひどい受け答えをするとA日程でも落ちてしまう事があるそうです。自分の聞いた話では、志望理由を尋ねられた際に「お母さんが受けろと言ったから」と答えた学生が落とされたそうです。あとは単純に寝坊したとかですね。


B日程の場合は2分ほどの面接で勝負が決まります。
とはいえ、これもA日程同様、意思確認のための茶番のようなもので、すでに筆記の点数で結果は決まっています。

そのため、ここでどれだけ良いパフォーマンスを発揮しても無駄です。(とはいえ、お母さんがーとか言い出すと普通に落ちると思います。)

面接の際に何を聞かれるかは人によります。自分の場合は志望動機と、大学院で何をやりたいかだけ聞かれて終わりました。

噂程度ですが、
・志望動機のみ聞かれる→合格している。
・他にいきたい研究室は?→ボーダーライン。他の研究室を挙げれば合格。
・内定について聞かれる→進路をガチで心配されている。不合格

といったように面接の時の質問で合否を確認することもできるらしいです。

 

 

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか。
院試は大学受験と違い、クローズドな側面が大きいので、Q&A形式で記事を書いてみました。この記事が、あなたの院試勉強に少しでも役立ったら幸いです。


Twitterでも質問を受け付けているので、何かあればご気軽に連絡して下さいね。

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