院卒のブログ

内部から東工大院に進学しました。主に院試に関する記事を書いています

東工大 大学院の院試倍率推移<2016~2018年度入試>

東工大院試倍率推移(2016~2018年度)

理学院

・数学系

2016年度...2.00倍

2017年度...2.03倍

2018年度...1.96倍

 

・物理学系

2016年度...1.71倍

2017年度...1.69倍

2018年度...1.41倍

 

・化学系

2016年度...1.31倍

2017年度...1.21倍

2018年度...1.62倍

 

・地球惑星科学系

2016年度...1.33倍

2017年度...1.54倍

2018年度...1.63倍

 

 

工学院

・機械系

2016年度...1.45倍

2017年度...1.23倍

2018年度...1.10倍

 

・システム制御系

2016年度...1.54倍

2017年度...1.23倍

2018年度...1.10倍

※2017年度、2018年度は機械系とシステム制御系の倍率を同じものとして計算しています。そのため、2018年度の倍率が結構怪しいです。

 

・電気電子系

2016年度...1.42倍

2017年度...1.18倍

2018年度...1.58倍

 

・情報通信系

2016年度...1.15倍

2017年度...1.49倍

2018年度...1.72倍

 

・経営工学系

2016年度...1.13倍

2017年度...1.20倍

2018年度...1.50倍

 

 

物質理工学院

・材料系

2016年度...1.29倍

2017年度...1.32倍

2018年度...1.26倍

 

・応用化学系

2016年度...1.33倍

2017年度...1.19倍

2018年度...1.31倍

 

 

情報工学

・数理・計算科学系

2016年度...1.52倍

2017年度...1.45倍

2018年度...1.40倍

 

情報工学

2016年度...1.57倍

2017年度...1.37倍

2018年度...1.37倍

 

 

生命工学院

・生命工学系

2016年度...1.17倍

2017年度...1.11倍

2018年度...1.13倍

 

 

環境・社会理工学院

建築学

2016年度...1.41倍

2017年度...1.23倍

2018年度...1.75倍

 

・土木環境工学

2016年度...1.26倍

2017年度...1.11倍

2018年度...1.44倍

 

 

・融合理工学系

2016年度...1.20倍

2017年度...1.32倍

2018年度...1.56倍

 

・社会人間科学系

2016年度...1.09倍

2017年度...1.25倍

2018年度...1.55倍

 

・技術経営専門職学位

2016年度...1.50倍

2017年度...1.69倍

2018年度...1.13倍

 

 

 

 

 

まとめ

数学、地球惑星、建築が人気どころで、土木と生命工学が穴場ですね。
特に生命工学は毎年倍率が1.1倍台なので志願すればほぼ誰でも入れると思います。

情報系にいきたいけれど、倍率えぐいな。。という人はバイオ×情報の分野に進むのもアリなんじゃないかなあと思いました。

また、今回出した倍率は、単純に受験者を合格者で割ったものです。ただ、実際は東工大にはA日程というものがあり、この日程の人はほぼ確実に合格します。

そのため、実質倍率は今回のものに0.5を足した感じになると思いますよ。

東工大院試Q&A<外部生向け記事>

こんにちは。
今回は、他大から東工大の大学院を受験される方に向けて記事を書いていきたいと思います。

外部生、内部生といった言い方はあまり好きではないのですが、今回は便宜上東工大から東工大院を受ける人を内部生、他大から東工大院を受ける人を外部生と表現する事にします。

それでは、TwitterのDMを通して送られてきた質問に回答していきたいと思います。


東工大院試Q&A

 

東工大院試は外部生でもA日程を取れるか

→学科首席レベルでないと無理です。

A日程って何?という方に向けて一応ご説明しておくと、

6月下旬頃に東工大院試の願書を出すと、あなたはA日程orB日程というはがき(受験票)が7月頃に届きます。

A日程になった人は、7月頃に簡単な面接をするだけでOKです。ほぼ合格します。
B日程になった人は、8月中旬頃に普通に筆記試験を受けます。受かるかどうかはあなたの実力次第です。

内部生の場合は30~50%がA日程となりますが、外部生の場合はどんなに大学の成績が良くても殆どがB日程です。学科首席レベルの人でないとA日程の受験資格は与えらえれません。

また、A日程かどうかに大学のレベルはあまり関係なく、慶應でGPA3.0の人は普通にB日程ですが、理科大の学科首席はA日程になります。何だかよく分かりませんよね。

ちなみに僕は内部生ですが、成績が悪すぎたのでB日程でした。



東工大院試にTOEICのスコアはどれくらい必要か


600あれば普通に勝負になります。700あればやや有利です。
ただ、東工大の場合はTOEICの点数が圧縮されてしまうので、専門科目の勉強に時間を割いた方が合格する可能性は上がると思います。別にTOEIC800でも落ちる人は落ちます。

詳しくは、大学院入試に必要なTOEICの点数とその勉強法という記事をご覧下さい。



・外部生は東工大院試の過去問をどのように手に入れれば良いか


①研究室見学(5月くらい)の時にM1やM2から貰う
②同じ高校から東工大に進学した友人に頼む
③院試サークルに入る


主な方法としてはこの3つが考えられます。
自分だったら②の方法を選ぶかと思います。
ちなみに直近1年分の過去問は東工大のホームページで公開されていますよ。

 

 

東工大の講義資料はどのように手に入れれば良いか

東工大にはOCWOCW-iという2つのサイトがあります。
どちらも講義資料を共有するためのサイトですが、OCW-iは内部生でないと(というよりその科目を履修していないと)閲覧する事が出来ません。

OCWOCW-i、どちらに講義資料を上げているのかは本当に先生によります。期末試験の過去問や模範回答までホームページに上げている先生もいれば、絶対OCW-iにしか講義資料は上げないよという先生もいます。


講義資料のあるorないで受験科目を選ぶのも良いかもしれませんね。もちろん、院試の過去問を貰う要領で、内部生に講義資料を貰うのも良いと思います。
僕は講義資料を全部捨ててしまったので、A日程をとった内部の友人に貰いました。ありがとう。

 

東工大院試に内部生優遇はあるのか

東工大院試に内部生優遇は存在しません。
これはマジです。院試の回答用紙には氏名でなく受験番号のみを記入しますし、筆記の点数が悪かったらそれでサヨナラです。

外部生が合格して、その結果内部生がその研究室から追い出されるというケースはめちゃめちゃ良くある事なので、外部生だからうんぬんという事は絶対に無いと思いますよ。

ただ、勉強環境や過去問の充実さという点で内部生が有利になる事はあると思いますが。

 

東工大の大学院で受かりやすいところはどこ

倍率については別記事で解説をするので、ここでは詳しく述べませんが、社会理工や、すずかけ台にある研究室は外部生の人数が多めです。多分受かりやすいです。

とはいえ、受験難易度で専攻を選んでしまうと入学後しんどいので、普通に自分の興味のある研究室を選んが方が長期的にはプラスだと思います。

 

東工大院試の面接は何を聞かれるのか

A日程とB日程では面接時間の長さが違います。

僕の専攻の場合はA日程の面接は5分ほどです。
A日程の場合は筆記試験がなく面接だけで結果が決まるので、割と厳しめなことも突っ込まれるようなのですが、殆どの人が合格するので、意思確認の茶番のようなものです(と、B日程の僕は思います。)

とはいえ、あまりにもひどい受け答えをするとA日程でも落ちてしまう事があるそうです。自分の聞いた話では、志望理由を尋ねられた際に「お母さんが受けろと言ったから」と答えた学生が落とされたそうです。あとは単純に寝坊したとかですね。


B日程の場合は2分ほどの面接で勝負が決まります。
とはいえ、これもA日程同様、意思確認のための茶番のようなもので、すでに筆記の点数で結果は決まっています。

そのため、ここでどれだけ良いパフォーマンスを発揮しても無駄です。(とはいえ、お母さんがーとか言い出すと普通に落ちると思います。)

面接の際に何を聞かれるかは人によります。自分の場合は志望動機と、大学院で何をやりたいかだけ聞かれて終わりました。

噂程度ですが、
・志望動機のみ聞かれる→合格している。
・他にいきたい研究室は?→ボーダーライン。他の研究室を挙げれば合格。
・内定について聞かれる→進路をガチで心配されている。不合格

といったように面接の時の質問で合否を確認することもできるらしいです。

 

 

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか。
院試は大学受験と違い、クローズドな側面が大きいので、Q&A形式で記事を書いてみました。この記事が、あなたの院試勉強に少しでも役立ったら幸いです。


Twitterでも質問を受け付けているので、何かあればご気軽に連絡して下さいね。

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insotsu.hatenablog.com



大学院入試に必要なTOEICの点数とその勉強法

こんにちは。

今回は、大学院入試のためにToeicの点数は一体何点あれば良いのか、またその点数を取るためにどのような勉強をしていけば良いのかということについて書いていきたいと思いますっ

 

 

 

院試においてToeicの点数はそこまで重要ではない

こんなことを言ってししまうと元も子もないのですが、院試におけるToeicの重要度はそこまで高くありません。

詳しくはあなたの受験する大学院の入試要項を見て欲しいのですが、普通は専門分野の試験の方が高配点になっています。絶対にそうなっているはずです。
(僕が受けた研究科では、専門試験とToeicの配点が4:1ほどでした。)

Toeicは何回でも受験できるので、院試対策となるとついついそちらの方に気合いが入ってしまいがちですが、院試で大切なのはあくまで専門分野の知識です。
Toeicでの点差なんて、本番の計算ミスで簡単に覆りますよ。

 

 

院試に必要なToeicの点数

とはいえ、当然ですがToeicの点数が低すぎると院試に落ちます。落ちてしまいます。
そのため、院試に必要なToeicの点数も目安程度にご紹介しておきたいと思います。


東工大院の場合は、600点あれば有利にも不利にもならない。700点あればほんの少しだけ有利といった具合です。
これは、受験する専攻にもよるのだとは思いますが、東工大の場合はToeicの点数が謎の換算式によって英語の試験の得点に変換されます。

つまり、Toeicの点数がそのまま英語の得点になるというわけではないのです。
自分の場合は、Toeicの点数が700点だったので英語の試験の得点が自動的に35/50点になりました。

謎の変換式の内訳を詳しく見たわけではないので正確なことは言えないのですが、500~800点の間は比例的に英語の得点が上がっていき、800いくつ以上だと自動的に満点として計算されるそうです。

ただ、恐ろしいのはあなたのToeicの点数が極端に悪い場合です。
Toeic700点の人が35/50なのだから、Toeic400点でも20/50くらいは貰えるのではないかという気持ちも分かるのですが、それは大きな間違いです。

Toeic400点だと確か50点中8点換算とかだった気がします。Toeicの得点が極端に良い場合は満点換算になりますが、逆に極端に悪い場合もそれに応じた英語の点数になってしまうのです。

ただ、これはあくまで東工大の場合です。
Toeicの基準点については、あなたが受ける研究室のM1、M2に尋ねるのが一番確実だと思いますよ。

とはいえ、実際に聞いたとしても 600~700点が目安だよという回答が返ってくるとは思いますが。Toeicの点数なんて所詮そんな程度の重要度しかありません。

 



Toeic700点を取るために必要なこと

それでは、Toeic700点を取るためにはどのような勉強をしていけば良いのでしょうか。実際に僕が行なった勉強法をご紹介したいと思います。

 

自己紹介

東工大院生
・学部も東工大
・大学受験時のセンター英語は180点くらい
・大学で受験したToeicの得点は450点


自分の場合、受験生の時は英語は得意でも苦手でもなかったのですが、大学に入学してから一切勉強しなくなったので、在学時強制的にToeicを受験させられた時のスコアは450点というゴミのような点数でした。

そして、これは今でも割と後悔しているのですが、自分の場合は院試対策に意識が向くのが遅かったので、気づいたら5月のToeicしか受験申し込みが間に合いませんでした。

チャンスは1回しかありません。これを逃せば450点というゴミスコアで院試を受けなくてはなりません。

このような状況にあれば、普通の人なら必死になってToeicの勉強をするのだろうと思うのですが、自分の場合は

 

やりたくないなー
めんどうだなーと思っていたら、いつの間にか受験1週間前になっていました。

 

1週間でToeic450→700にする方法
 

これは普通に自業自得なのですが、とにかく受験まで時間がありません。そのため、自分の場合は戦略的に勉強を進める必要がありました。

まず、自分が行なったのはToeicの全体像を把握することです。これは2カ月で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト 730点! という参考書を使って行いました。すでに1週間しかありませんが、構造把握はこれで大丈夫です。

 
この参考書を使って、このセクションはどれくらいの時間がかけられてどのようなことが求められているかを把握します。
軽い例題もついているので、それを使って練習するのも良いでしょう。特にリスニング対策は役に立ちます。

そして、全体の構造把握が終わったら実際に公式の模擬テストを使って実戦形式で演習を行います。
自分はTOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編という公式の模擬テストを使いました。

この本には本番形式のテストが2回分収録されており、Toeicスコアの換算表まで付いています。このテストで700くらい取れていれば後は何もしなくても良いと思います。

これでもToeic700点を超えない場合は、もう一度先ほどの2カ月で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト 730点! で演習を積み、公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3 などの別の公式模擬テストを使って再度トライするのが良いかと思います。


 

 

まとめ

院試に必要なToeicの点数は600点から700点程度です。これ以上のスコアを目指すのはオーバーワークですので、すでにこのスコアを持っている方は専門分野の勉強をした方が良いかと思います。

ご自身のポテンシャルにもよるのですが、1週間程度あればToeicの対策はなんとかなります。1ヶ月あれば確実に700点は超えます。大丈夫です。

ただ、大学受験時のように英単語から勉強をし直すのは効率が悪いので2カ月で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト 730点! という参考書でToeic全体の構造を把握してから、TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編などの公式模擬テストで演習を積むのをお勧めします。

 

    


Twitterもやっているので、これ以外に何か質問などあれば気軽にDM等送ってください。

 

内部生からみた東工大の院試

2017年9月、東工大の大学院入試に合格しました。
世間では、大学院入試は学部入試に比べると簡単だと言われていますが、本当にその通りなのでしょうか?今回は内部生から見た東工大の院試というテーマで記事を書いていきたいと思います。

 

東工大院試概要

まず、東工大の院試にはA日程受験とB日程受験というのがあります。

A日程とは、内部生の成績上位者に与えられる特権です。筆記試験を受けることなく、東工大の大学院に入学することができます。

成績上位者の基準は各学科によって異なるのですが、僕の学科では半分より上の成績の人にA日程の資格が与えれれました。B日程の僕が言えた話ではありませんが結構緩いですよね。(A日程でも希望研究室の定員によっては不合格になる場合もあるのですが、面倒なので割愛します。)


B日程は、学部時代サボっていてA日程の資格を与えられなかった内部生と他大学から東工大の院試を受ける外部生によって構成されています。
また、通常大学院の定員は学部の定員よりも多めに設定されているのですが、東工大の場合は外部生(早慶とか理科大)が結構受けにくるので、大体2倍前後の倍率に落ち着きます。


・院試に受かると何が良いの?

外部生の場合、東工大の院試に合格することで得られる最大のメリットと言えば就職実績の強さでしょう。東工大院生の主な就職先はこんな感じです。

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また、優秀な教授のもとで研究できるというのもメリットの1つではありますが、外部から東工大を受験する人の最大のモチベーションはやはり、なんだかんだ就職活動での強さなんじゃないかなと思います。

一方内部生ですが、「まだ社会に出たくない」、「みんなが大学院に進むから自分も院試を受ける」というのが主な受験理由だと思います。全体的に外部生よりも意識が低いです。

・院試の噂の真偽

院試には嘘か本当か分からないような噂が沢山あります。自分なりに院試の噂に関してその真偽をまとめてみました。

院試の噂その1 内部生優遇は存在する

東工大に関して言えば、これは絶対に嘘です。
そもそも解答用紙には自分の氏名は書けず受験番号のみを記入しますし、内部生でも院試に落ちる人は一定数存在します。

 

院試の噂その2 院試のボーダーは6割
これはどんな大学でも言われている話ですが、よくよく考えると嘘というか意味不明ですよね。それぞれの大学で難易度も受験者層も違うのに院試のボーダーが一律6割なわけないです。

僕の調べた感じだと院試の本当のボーダーは
東大で4~5割、
東工大で5.2~5.5割とかだと思います。
(院試のボーダーは6割!という謎情報よりは遥かに役に立つとは思いますが、ボーダーはご自身が受験する専攻によってバラバラですので、あくまで目安程度に受け取って下さいね。)

院試の噂その3 院試は大学入試と比べると簡単
大学入試と大学院入試では、勉強をする環境や受験に対するモチベーションが全く違うので、これは何とも言えません。
ただ、内部生が必死こいて数ヶ月勉強したにも関わらず、落ちてしまうケースも中にはあるので、大学院入試も決して簡単ではないかと思います。

院試の真実を簡単にまとめると、「内部生だからと言って優遇される事はないし、5割5分前後の得点を取れなければ内部生でも普通に落ちる。」ということになります。
しかし、内部生優遇はなくても内部生が有利になる要因は確実にあるので、それについてもまとめてみました。

 

 

・きっと内部生が院試で有利になる点

1.院試の過去問&解答が簡単に手に入る
内部生からすると、院試の過去問や解答なんてあって当たり前だろと感じがしてしまいますが、外部生からすれば院試の過去問を手に入れるのにも一苦労ですし、解答を作成するのにも相当な労力が必要です。

ただ、これも専攻によるみたいで、自分の受験する専攻では大学のHPにほぼ全ての年度の過去問と解答がアップロードされていました。また、調べてみたら院試受験サークルというものが世の中にはあるらしく、そこでは大学院入試の過去問やその解答をドライブ上で共有しているそうです。

しかし、自分の専攻で公開されていた(教授が作成したであろう)解答の中にも、いくつかミスがありましたので、院試サークルの解答もきっとどこか間違っていると思います。
(僕らが発見した解答上のミスは致命的なミスではありませんし、教授も採点が終わってから翌年の受験者へのサービスのために解答を作成しているだけだと思うので、院試の採点上のミスはないと思います。)

 

2.どの教授が院試のどの科目を作成するか把握することができるので勉強がしやすい
私が院試のこの問題を作成しました。と明言する教授はいないかと思いますが、期末試験と院試の問題が似ていたり、出題科目を専門としている教授が1人しかいなかったりするので、内部生はどの教授がどんな科目を作成しているか割り出すことができます。


そんなこと頑張れば外部生でもできるじゃねーかカスと思うかもしれませんが、僕らは教授の好きな問題や性格を知っていますよね。どの科目で受験するかは慎重に決めましょう。

また、問題の出題者である教授の作った講義資料が手に入るというのも、僕ら内部生にとって大きなメリットです。(ちなみに僕はそういった講義資料や課題を全部捨ててしまっていたのでA日程を取った内部の友達から譲り受けました。ありがとう。)

3.なんだかんだ外部生より地頭が良い
内部生の殆どが気づいていないけれど、外部生よりも一番有利になる要因ってきっとこれです。自分の場合も、本番で誰でも解けるような問題を落としてしまって、合格発表までひどく落ち込んでいたのですが、結局受かっていました。

これは実際に院試を受けてみないと分からないと思うのですが、試験後こんな出来で本当に受かっているのかなという気持ちになってしまう内部生の方はたくさんいるかと思います。

ですが、東工大院試の受験者の半分は外部生です。そして、僕たちは彼らの実力を、内部生基準で、高く見積もり過ぎています。
きっとあなたが思う誰もが解ける問題は、「東工大生なら」誰でも解ける問題です。
試験後落ちた落ちたと騒いでる人も、蓋を開けてみたらなんだかんだ受かっていますよ。

 

 

・これから院試を受ける内部生の方へ

最後になりますが、これから院試を受けるであろう内部生の方に向けて、もっとこうしておけば良かったなという事を書いてみました。

1.学部と専攻を変えないのであれば院試勉強は3ヶ月もあれば十分
今回僕が受けた専攻は、数学のみで受験できるという謎制度を採用していたので1ヶ月強しか勉強しませんでした。
科目数が多い他の専攻でもGW明けから勉強を開始すれば、時間が足りなさ過ぎて落ちるという事はないかと思います。あんまり前から勉強し過ぎても直前になってだらけてしまいますし。

 

2.本番は過去問通りにはいかない
過去問を使って院試勉強をしていると、簡単に感じてしまい、ついつい本番も8割くらいは取れるだろみたいな気持ちになってしまいますが、本番は過去問通りにはいきません。僕の受けた年は本番で本当に見たこともないような問題が出て相当焦りました。

 

時間があればでいいのですが、出題傾向の違う他の大学院の過去問も解いておくことを強くお勧めします。(自分の場合、京都大学大学院の問題を解いていたのですが同じような問題が本番で出ました。)

 

3.倍率が高くても、内部生が少なければそんなに難しくない
僕の受けた専攻は今回、過去最高倍率になってしまい受験前から結構焦っていたのですが、今考えると見た目の倍率よりも内部生の数の方がずっと重要です。(前述した地頭理論のためです。)

僕の学科の同期は、もともと数が少ない上、休学留年飛び級就職などでかなり人数が減っていたので、普通に考えればまず落ちることはないのですが、アホなので見た目の倍率のみを気にしてしまっていました。

ただ、内部生の人数>大学院の定員
という専攻も中にはあるみたいなので、その辺は覚悟して受験して下さい。僕だったら専攻を変えると思います。

 

4.試験後2chは見ない
試験後、東工大院試スレというもので主に外部の人たちが、自分はこれくらい点数が取れただとか、今年のボーダーはこれくらいだろうみたいなことを話し合っていたので、自分もそれを真に受けて、少し心配になってしまっていたのですが、今考えると試験後に2chを見るメリットは1つもありません。

 

冷静に考えれば分かることなのですが、試験後に自分はこれくらい得点が取れたなどと書き込み人は概して試験の出来が良かった人ですし、その人がまともに自己採点できている保証はどこにでもありません。


試験後にああいったスレッドを見ると、書き込んである得点がボーダーのように感じてしまいますが、東工大の院試のボーダーは5割5分前後だと僕は思います。

5.TOEICは3年生のうちに700点以上取っておくと楽
TOEICの点数もまた、ボーダーがどれくらいなのか様々な説が流れていますが、実際に試験を受けてみて、東工大の場合は600点あれば有利にも不利にもならないし、700点を越えれば少しだけ有利だなと感じました。
ただ、内部生が一番やらかす可能性があるのは、TOEICの申し込みを忘れて、願書提出に間に合わないというパターンのミスです。

自分の場合はギリギリ5月のTOEICに申し込むことができたのですが、それにも間に合わない人はTOEICよりも難しいTOEFLを受験するか、タイやシンガポールにわざわざTOEICを受験しにいくそうです。

 

 院試勉強の最中は、普段から真面目に勉強してA日程を取っておけば良かったという感情しかなかったのですが、この記事が巡り巡って誰かの役に立つことがあれば嬉しいです。リクエストがあれば、随時情報を追記していきたいと思います。
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