院卒のブログ

内部から東工大院に進学しました。主に院試に関する記事を書いています

院試の勉強法を具体的に解説しました

こんにちは。
大学院入試は、大学受験と違い学習塾予備校がありません。そのため、独学で勉強を進める必要があります。

とはいえ、間違った方法で勉強を進めると(内部生だろうと)普通に落ちてしまうので、今回は院試の勉強法を具体的に書いていきたいと思います : )

 

数学、物理、化学など受験される専攻は様々だとは思いますが基本的には、

⓪過去問で全体感を把握
①院試担当の教授の講義資料で演習をつむ
②院試の過去問を解く
③他の大学院の過去問で補強

という方法で進めていけばどの専攻でもOKです。

 


その前に、院試に落ちる人はどんな人?

みなさんは院試ってどんな人が落ちると思いますか??

僕は一年前、院試の勉強をする際死んでも落ちたくなかったので「院試に落ちる人って具体的にどんな勉強をしていましたか??」と研究室の先輩に聞き回りました。
その結果、サンプル数は少ないのですが院試に落ちた人は

 

1過去問ではなく市販の問題集をゴリゴリ進めていた
2友達とではなく一人で対策をしていた
という二つの事実が分かりました。

 

まあ、これは実際に院試を経験してみてから実感したのですが、過去問をシカトして一人で市販の問題集をゴリゴリ進めていたら普通に落ちます。効率が死ぬほど悪いからです。

院試に受かるためには落ちなければ良い訳で、そんな落ちた人の逆をいけば合格できるのでは?という発想から自分は過去問中心の勉強法を選びました。

 

結果的に1ヶ月ほどの勉強時間で東工大院に合格することができましたので、院試の勉強したくないよーという方はこの方法で進めていくと良いと思います。

それでは具体的な院試の勉強法を解説していきますね: )

 

 

院試の具体的な勉強法

その0 過去問で全体感を把握しよう

院試の勉強をする前に、直近5年分の院試の過去問を分析しましょう。
内部生の人は研究室の先輩から、外部生の人は院試サークルor志望大学に進学した高校の同級生から過去問をゲットしましょう。

 

外部生の方にとっては院試の過去問を入手するのは面倒なことかもしれませんが、この一手間で院試の合格可能性は飛躍的に上がるので、院試の過去問は死んでもゲットしてください。

 

直近5年分の院試の過去問をゲットしたら、
1どの分野が重点的に出題されるのか
2その院試の問題はなに先生が作成しているのかを分析しましょう。

 

まあ、内部生からしたら2は楽勝ですよね。院試の内容と期末試験の内容を照らし合わせればどの教授がどの科目を作成しているかなんて一発で分かります。
外部生の人は、研究室見学の際にM1やM2に聞けばOKです。


その1院試担当の教授の講義資料で演習をつもう

どの先生が、院試問題を作成しているか分かったら、その教授の講義資料で演習をつみましょう。大抵の教授の講義資料には演習問題がついているはずなので。
昔の講義資料とか全部捨てちゃったよ〜という人は、推薦をとった内部の友達に恥を忍んで貰いましょう。自分はそうしました。

 

ただ、その演習問題の全てを解く必要はありません。
最初の数学的な定義などの明らかこれ院試に出ないだろ、と思ったところはシカトしてOKです。(そのために先ほど過去問から傾向を分析しました。)


そして、大切になるのがその演習問題の解答です。通常、講義資料の演習問題の解答は非公開ですが、これは何としてもゲットする必要があります。


内部生の場合は、みんなで過去に提出した採点済みのレポートを持ち寄れば模範解答のようなものは作れますし、その教授の研究室に所属している学生から TA用の解答を貰うこともできますが、外部生の人はこの点は本当にきついと思います。


その2 院試の過去問を解こう

まず、直近1年分の過去問は(研究室にも)模範解答が存在しないので、友達何人かと解答を作っておきましょう。この時は時間をはからなくてOKです。演習問題で得た知識が定着しているか確かめながら、模範解答を作りましょう。

 

その後の4年分の過去問ですが、必ず時間をはかって問題を解きましょう。タイムプレッシャー大事です。

 

院試の合格点は
東大で4~5割、東工大で5.2~5.5割程度ですので、本番の8掛けを見越して、7割弱とれていればかなり優秀だと思います。院試って期末テストと違って落とすための問題なので結構難しいです。

 

その3 他の大学院の過去問で補強

院試マジでやばい。。と焦りながらハイペースで勉強を進めていると後半やることが無くなります。(自分の場合はそうでした。)

 

そんな時には、受験する予定のない大学院の過去問を解いてみることをおすすめします。違う角度から専攻分野を見直すこともできますし、何よりも暇つぶしになりますよ。

 

東大、東工大を受験するのであれば京大や阪大の院試を解いてみると良いと思います。
自分の場合は運が良かったので、たまたま解いた京大の院試問題と同じような設問が本番の東工大院試で出題されました。
このようなラッキーもあるので、余裕があれば他大の過去問も解いてみて下さい。


まとめ

・院試勉強で一番大切なのは、一人で勉強を進めないことです。
・研究室の同期や学科の友達と勉強をすすめることを強くお勧めします。
・何か質問があればTwitterにリプライがDMを送って下さい: )